著者:ハイエク
発売元:春秋社

いろいろ細かいハイエクの論文が詰まった1冊。

アンチナチズム、アンチ社会主義、アンチ全体主義だけでなく、民主主義という制度そのものに対してや、三権分立に対しても疑問を投げかけている。

そんな中でも267ページにあった

多数派の代表として選挙で選ばれた者たちの議決をすべて「法」と呼び、たとえそれがある集団の人々をどんなに優遇あるいは冷遇するものであろうとも、多数派の出す指令はすべて法の下の政府のしたことだとするのは悪い冗談としか言いようがない。それは実際には無政府状態である。
オイラもそんな気がしてきました。

政治学論集 (ハイエク全集 第2期)/ハイエク
¥4,410
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タイトル:ハイエク全集 II-5 政治学論集
著者:ハイエク
発売元:春秋社

おすすめ度:☆☆☆☆(いいねぇ)